札幌白石産科婦人科病院

避妊ピル(低用量ピル)

低用量ピル(OC)とは

低用量ピル(OC)

低用量ピル(OC:oral contraceptives)は経口避妊薬とも呼ばれます。毎日一回服用することにより排卵を抑制し、子宮内膜の増殖も抑えます。低用量ピルには、コンドームよりも高い避妊効果があり、正しく服用すれば、ほぼ100%確実に避妊できます。

最も確実で安全性の高い低用量ピルにより、「望まない妊娠」からあなた自身を守ることができます。

確実に避妊できる

正しく服用すれば、確実に避妊できます。低用量ピルは、3つの部位に作用して妊娠を防ぎます。

1番目は卵胞を成熟させるホルモンの分泌がおさえられるため、 排卵がおこりません。
2番目に子宮内膜(子宮の内側)の増殖を抑え、着床しづらくなります。
3番目に子宮頚管(子宮の入り口)の粘液を変化させ、精子が子宮へ入りにくくなります。

男性に頼るのではなく、女性自身で実行できるという点も利点です。

低用量ピルの値段
初回診療料が約7,000円、2回目以降は処方料が約730円となります。お薬代はご利用の調剤薬局にお問い合わせ下さい。
コンドームよりも優れている
低用量ピルの特徴の一つは、セックス前に避妊が完了しているという点です。失敗しないことがあらかじめ分かっていれば、それは安心感につながります。例えばコンドームの場合、破れたかどうかがわかるのは性交後ですし、ゴムは一定の確率で必ず破損します。
低用量ピルに含まれているもの
低用量ピルにはエストロゲンとプロゲステロン類似ホルモンを含まれています。ピルを服用すると、それらのホルモンの働きにより脳下垂体は「妊娠した」と、感知します。実際には妊娠していないにも関わらずです。この結果、排卵を促す際に必須である黄体化ホルモン(LH)の分泌が抑制されますので、卵巣は排卵する必要が無くなり、休眠した状態になります。ピルの服用を中止すれば、脳下垂体は「妊娠状態が終了した」と、感知し、再び卵巣を刺激して排卵を促します。
低用量ピルはいつから飲み始めればいいのか
妊娠していなければいつからでも開始できるというのが原則です。 実際には、月経中に開始する方が多いです。
低用量ピルは避妊だけのクスリではない
・生理が軽くなり(生理痛、出血量ともに)、生理周期が安定する
・生理前のイライラ(PMS)がなくなる
・肌荒れ、ニキビが軽くなる
・子宮体がん、卵巣がんになりにくくなる
・子宮内膜症の改善
・乳房の良性腫瘍の発生率が下がる
先進国になればなるほど服用率が増加します
ドイツでは約60%、ヨーロッパ全体では30%、北米では16%の女性が低用量ピルを服用しています。それに対して日本では2%弱です。 また、世界中で最も服用者数の多い薬剤が低用量ピルです。
低用量ピルを飲んでも不妊症になったりはしない
低用量ピルは不妊症の原因にはなりません。妊娠したくなった場合には、服用を中止すれば排卵は再開します。
生理の量が減り、生理痛もラクになる
これは本当です。低用量ピルによって月経痛が軽くなります。通常、 増殖した子宮内膜の中にはプロスタグランジンという物質が含まれており、この物質が子宮収縮を促すと同時に痛みも引き起こします。 ピルに含まれているホルモンは子宮内膜の増殖を抑えます。従って、ピル服用中の出血や、出血前後の痛みは、通常の月経と比べて少なくなるのが普通です。まれに、出血量がゼロになることもあります。
低用量ピルを飲んでも太るということはない
低用量ピルによって太ることはありません。日本で行われた臨床試験において、体重に関しては、ほとんどの人 が±2kgの範囲に落ち着きました。つまり、低用量ピルを服用した人と服用しなかった人の差はない、ということです。
低用量ピルの副作用について
体が慣れるまで、吐き気、だるさ、頭痛を感じる場合があります。いわゆる「つわり」の軽いものです。 これらは一時的なもので、大抵は1-2週間、最長で10週間以内に落ち着きます。乳房の張りは、3-6ヶ月続くことがあります。副作用を感じる割合は少数です。一旦ホルモンが安定すれば、不快な症状は消え、メリットだけを享受できます。
21錠タイプと28錠タイプの違い
低用量ピルには、21 錠タイプと28錠タイプがあります。身体に与える効果は全く同じです。両者の違いは偽薬(プラセボ)の有無です。21錠タイプは、21錠すべてにホルモンが含まれています。28錠タイプは、ホルモン剤21錠+偽薬7錠です。偽薬には、薬剤は含まれておらず、飲み忘れを防止するためのものです。
低用量ピルの飲み方
一日一錠服用します。時間帯はバラバラでも効果に変わりはありません。 ただし、あらかじめ時間を決めておいたほうが飲み忘れを防ぐことができます。就寝前に服用されている方が多いですね。
低用量ピルを飲み始めたらいつから避妊ができるのか
確実な避妊効果を期待できるのは、服用開始後8日目以降です。正しく服用していれば、2シート目以降は第1日目から避妊効果があります。

腹腔鏡手術・子宮内膜症 専門外来

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腹腔鏡手術とは、腹の中を鏡(カメラ)でみながらやる手術です。
従来の開腹手術と違い,数ミリ~1.5センチ程度の切開を4ヵ所作成するのみで施行可能となります。