札幌白石産科婦人科病院

性感染症(STD)

性感染症(STD)とは

STDとは、Sexually Transmitted Diseaseの略で性的接触によって感染する病気の総称です。

  • ・以前は、淋病・梅毒・軟性下疳・鼠径リンパ肉牙腫症など細菌によるものを「性病」と言っていました。
  • ・最近は、性行為によって感染する疾患全体をさし、クラミジア・ウイルス・真菌(かび)・トリコモナスなど病原体が多様化しています。

1.細菌感染症

淋 病

正式には「淋菌性尿道炎」といい、淋菌という細菌によって起こる尿道の炎症ですが、セックスやそれに類する行為(オーラルセックス・アナルセックス)によって発症する代表的な性感染症の一つです。フェラチオ行為で喉頭炎や扁桃炎・アナル行為によって直腸炎をおこすこともあります。入浴や衣類によって感染することはありません。

症 状
男性
感染後1日~1週間後に尿道の不快感や痛み、尿道から黄色の膿が出ます。
女性
軽いおりものが出る位のことが多く、時にはまったく自覚症状がないこともありパートナーに症状が出てから、感染にきづくこともあります。
治 療男性であれば泌尿器科に、女性は、婦人科かパートナーと一緒に泌尿器科にかかりましょう。 病院では、膿やおりものを検査して淋菌が証明されれば治療となります。
抗生物質投与で比較的短期間でなおすことができます。

梅 毒

トレポネーマという細菌によって感染する病気です。

症 状
・第1期(感染後3ヶ月まで)
感染3週間後、感染局所の粘膜や皮膚に小さなしこり(初期硬結という)ができる。このしこりは、間もなく、ただれたり崩れたりする(硬性下疳・こうせいげかん)。硬結や硬性下疳の時期には、痛みやかゆみはなく、数週間すると消えてしまう。感染後4~6週目で梅毒検査が陽性となる。
・第2期(3ヶ月~3年)
バラ疹(紅い色の発疹)ができる。円形や楕円形。小豆大から爪ぐらいの大きさ。顔・胴体・手足などに多発。この発疹が膿をもったり、脱毛などもみられる。
・第3期(3年~10年)
発疹は、消え皮膚に赤褐色の硬いしこり(結節性梅毒疹)や深い潰瘍(ゴム腫)ができる。
・第4期(10年以降)
脳や脊髄を侵して、痴呆や麻痺や感情障害をおこす。
治 療時期によってさまざまな症状があるので、感染した心配がある時には、症状によって受診する科を決めてください。(泌尿器科・婦人科・皮膚科・内科など)早期梅毒は、抗生物質の投与を2~4週間続けると完治します。

2.クラミジア感染

クラミジア

クラミジアという細菌に感染しておこる病気です。症状が軽いので、知らないうちに感染し、パートナーにうつしている事も多く、現在、世界で最も広く流行している性感染症です。放置すれば、不妊症や流産・早産の原因となります。

症 状
男性
感染後2日~2週間で発病します。軽い排尿痛、尿道がくすぐったい感じ、あるいは、下着に黄色いシミがつくといった自覚症状があります。
女性
おりものが少しふえ、性器の軽いかゆみがある程度です。
治 療抗生物質を1回服用

3.ウイルス感染

性器ヘルペス

単純ヘルペスウイルスの感染でおこります。

症 状感染後5~7日で、性器の強いかゆみ、強い痛み、水ほう、潰瘍、排尿困難、発熱などがあらわれます。
治 療抗ウイルス剤(塗り薬、飲み薬)使用します。

尖圭コンジローマ

「いぼ」をおこす、ヒトパピローマウイルスの感染による性感染症です。

症 状性器にボツボツとしたできものができます。単発したり多発したり、にわとりのとさかの様に固まりができることもあります。痛みやかゆみは、ありません。
治 療軽症のものは、薬物固定できますが、多発したものは、電気メスやレーザーメスで焼きます。

4.真菌(かび)・トリコモナス感染症

外陰・腔カンジダ症

かびが、腔や外陰部で繁殖し炎症をおこします。感染後2~4日で発症します。

症 状外陰部や腔の入口に強いかゆみや、白いとうふのかすのようなおりものがあります。
治 療腔錠を入れたり、軟膏を塗布します。

腔トリコモナス症

トリコモナス原虫の感染により腔炎をおこします。男性にも寄生しますが、ほとんど無症状なので媒介者となってパートナーにうつします。感染後4日~3週間で発症します。

症 状外陰部のかゆみ、灼熱感、泡状・黄色のおりものが増えます。
治 療男性は飲み薬、女性では腔錠(飲み薬)での治療となります。

腹腔鏡手術・子宮内膜症 専門外来

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腹腔鏡手術とは、腹の中を鏡(カメラ)でみながらやる手術です。
従来の開腹手術と違い,数ミリ~1.5センチ程度の切開を4ヵ所作成するのみで施行可能となります。